2005.10.27(1)

6時起床。10時に成田空港到着。昼12時発のエア・インディアで出発。見送りに友達が来てくれた。周りは6割方インド人。酔っ払ってる人も席をベット代わりに寝ている人もいる。正直、直前になって少し一人旅が怖くなってきたけど、ここまできたら楽しむしかない。約8時間でデリーのインディラ・ガンディー空港に到着(現地時間17時半)。出口に行く途中で知り合いのインド人に会う。同じ飛行機だったのね・・。今回は行きだけ、インドに帰るインド人の友達amitと一緒に来た。今日はその子の家に泊まらせてもらう。


2005.10.28(2)

ラール・キラー→インディアン・ゲート→ネルー大学

1日バイクの後ろに乗っていたら、顔が黒くなり、鼻水も黒くなり、髪は櫛が通らなくなっていた。排気ガスをバカにすると痛い目に合う。2回目のインドは、いざ来て見ると、人は多いし、公害はすごいし、正直寿命が縮みそう。夕方ネルー大学で、去年からの友達dheerajに会う。インド人なのに、日本語がうますぎる。日本文学を専攻してて、今は吉本ばななの「ムーンライト・シャドウ」と仏教の関係についての論文を書いてるらしい。そして、この日は大学の学生選挙の開票日で、大盛りあがりの中、アメリカ人の生徒が代表に選ばれた。


2005.10.29(3)

メトロで友達charuの家へ→夜行バスでジャイプルへ

今日乗ったメトロは韓国と日本が協力してつくられた最新型の地下鉄だった。でも、嬉しくて駅構内で写真を撮っていたら、警備員(銃所有)にものすごい勢いで怒鳴られた。地下鉄はhigh security area なんだってさ。びっくりした。そして、今日はもうひとつ怖いことが。夜7時のバスを友達と待っていたら、ニュースが飛び込んできた。昨日観光に行ったラージキラーの近くを含む3ヶ所で爆発が起きて61人死んだ。3日後に控えたヒンドゥー教最大の祭りDIVARIの前で興奮したムスリム(イスラム教徒)の仕業かもしれないとのこと。こんなことは3年振りぐらいらしいが、日本てなんて安全なんだと改めて思ってしまった。


2005.10.30(4)

ジャイプル到着→観光そしてマミに再会

ジャイプルはデリーよりも南西に位置する有名な観光地(バスで6時間ぐらい)。なんで有名かというと、街中ピンクの建物だらけで、ピンクシティと呼ばれているから。ここに、今留学中なのが、マミという友達。で、着いてからマミを捜してみたんだけど、寮の住所を聞き忘れたため、大学に行ってみるが、いない。前のホームステイ先を見つけて、聞き出して、やっと会えたのは夕方だった。すっかりヒンディー語がうまくなってて、インド人との交渉もスムーズ。さすが。私は、嬉しくて、今日はマミの寮に泊まらせてもらうことに。ここは、砂漠がある州ということもあって、気候が厳しい分、信仰も厚い。夕方お寺に行ったけど、お祈りの時間になると自然と人が集り、皆ひざまずいて真剣に祈っている。ほとんどがベジタリアン。そして、着ている服もとてもカラフルで原色が多い。都会から離れて、少しほっとした。


2005.10.31(5)
アンベール城→ジャイガルゴート
今日はジャイプルの街からバスで30分のところにあるお城へ。お城はなかなか素敵で、写真を撮りまくってしまった。ラクダにも乗ってしまった。楽しかった。そして、夜はマミと少しだけ豪華なレストランへ。春巻きとパスタとコーンスープ。どれも、インド風で、日本で食べるそれとは比べ物にならないほど、味が濃くて濃くて仕方ないけど、でも久しぶりにスパイスの入っていない料理を食べれて満足。そして街で唯一日本語が打てるネットカフェで初のメールチェック。母と友達からテロは大丈夫かと心配のメールが来ていた。日本でもニュースになってたみたい。ちなみに、新聞もテレビもない生活をしているマミは、私の話を聞いて初めてテロのことを知ったみたいだった。


2005.11.01(6) HAPPY DIVARI!!

ジャイプル→アジュメール→プシュカル

インドの3大祭りの一つDIVARI。富と幸福の女神ラクシュミーの祭り。繁盛を願う商人が幸運を祈る庶民が、家々の戸口に灯明をともし、女神を招く。←地球の歩き方より。そんな記念すべき日に、私達は、バスで、ヒンドゥ―教の聖地プシュカルへ向かう。このバスは、一番グレードの低い方々が乗るバスらしく、aはこんなバスに乗るのは初めてだということだ。さすが階級社会。いつもそんなバスに乗っているマミは本当のインドを体験してるということらしい。途中、アジュメールという街に寄った。ここには有名はモスクがあり、aはヒンドゥー教徒のはずなのに、有名だからという理由で、お祈りに参加していた。ヒンドゥー教徒とムスリムの対立の話はよく聞くけれど、実際にはこんなもんなんだなと思う。そして、夕方に、プシュカルに到着。湖を何千という白い寺院が囲むきれいな街だ。ここは、日本人には知られてないけど、賑やかな観光地で(イスラエル人と韓国人が多かった)、皆英語が話せるし、おいしいビュッフェがたくさんある。マミが静養に来る場所と言っていた意味が分かった。私もすぐに気に入った。

そして、今日はなんといっても1年で一番といってもいいほど大きなお祭り。

街中、お祈りの灯りと花火と、そして皆が投げる爆竹の、音と光の連続で、すっごくきれい。でも、夜中まで続く爆竹の音と、無邪気に人の足元めがけて爆竹を投げてくる子ども達には、まいった。案の定、今年もデリーではこのお祭りで3人が命を落としたそう。やりすぎには注意。


2005.11.02(7)
インドに来て1週間がたった。インドに来てから寝てばっかり。夜12時には寝て、8時~10時に起きる。昼間もたいてい眠い。人も道端でよく寝てるし、犬もお腹広げて死んだように眠っている。ほこりで常にアレルギー気味で目はかゆいし、鼻はぐずぐずだからかな、といい訳してみる。でも、まだお腹はこわしてないし、胃もなんとかなっている。そしてやっとこの国に慣れてきた。この国ではずーずーしくなるしかない。人に気を使っていたら損をするだけ。わがままが普通。
今日は、DIVARIの次の日でまだまだお祭り気分。この日に向けて、皆、家の掃除をし、今日は新しい服を着ているので、街中がきれいにみえる。ここは、外国人向けのインド雑貨・洋服屋も多く、買い物をして写真撮って、ビュッフェでのんびり過ごした。夜、夜行バスでデリーに向かう。